2021年

2021年9~12月の姿

2021年12月31日

実演機をお借りしたよ(ヤンマーアグリジャパンさま)
この操作パネルの複雑さにたじろぐ…
馬鈴薯の収穫作業
牽引式より小回りが良いかも
収穫後すぐに秋小麦を播種したいのですが
簡易耕起の機械をいろいろ比べてみたい!
簡易耕起とはプラウのように土を上下反転させるものではなく、爪を差し込む事によって土を柔らかくする機械での工法です。メリットは土が早く乾き作業が早いこと。デメリットは作物残渣を完全に土に埋め込めない事
クボタ様よりマスキオ(メーカー名)
5本爪と、他の機械より爪の本数は少ないのですが、機体は大きくタフ。その分重いのと安全ボルトの交換がちょっと面倒なのが難点

ヤンマー様より(ミノス)後ろのローラーの格納方法が画期的、省スペースです
こちらは7本爪
トップリンクの取り付け位置が低く、機械を下げるとトップリンクがPTOカバーに接触。油圧ホースを破損して終了(ダメだこりゃ)
三菱マヒンドラ様より(ヒサルラー)7本爪
色味も良くそつなく動いたので購入はこれに決定。しかしフレーム強度が足りず購入後あちこちが曲がるオチ。。。今回ニューホランド様からの実演械提供はありませんでした(熊のぬいぐるみ並べておこうかと思った)
秋小麦播種予定でしたが大雨でせっかく簡易耕起したところがひどいことに…傾斜地は流れ、どれほど肥沃な表土が流出することか
やりなおし
合間を縫って洗車場建設
てん菜収穫
軽トラ市。消費者とのふれあいはプライスレスな価値があります
秋小麦の冬枯れ防除
冬近しの時期なので これがぬかる
黒大豆の収穫が遅れに遅れ、雪前最後のチャンスに挑戦
未熟が多く、結局ダメでした

振り返れれば本年度は不作、厳しい一年でした

2021年4~8月の姿

2021年08月31日

ずいぶん更新を怠っていてごめんなさい、新型コロナウイルスなどで激動の昨今気持ちも沈んでしまっているのが正直な気持ちです。(さらにウクライナ紛争が起こるのは、この頃知る由もないのですが)

4月の富良野はまだ雪が残っています、これは道路除雪で山になっていた雪を少しでも早く溶かす作業
畑を起こす前に、ライムケーキを散布。これは砂糖製造での副産物、アルカリ性石灰資材となり土壌の酸性を和らげます
土が乾いたところから畑おこし。遠くから見るとさほどではありませんが、傾斜がきつい
場所によって土質は様々。砂や粘土、こんな石も出てきます
GPSによる自動操舵も本格的に稼働し始めています、位置情報がわかるので中を抜いても並行に作業することが可能になりました
GPSで位置がわかることによって、衛星写真から生育情報を取得し、それに応じた生育マップを作り、肥料の量を調節できるようになりました
緑は生育良好、赤は不良。これを機械に入力し自動で施肥量を調節します。この技術の基礎研究を始めました
注意する点は、生育が悪いのか そもそも作物が生えていないかの確認。生えていない場所に肥料をたくさん投下しても無駄になります
これは小麦畑ですが、部分的に生育の悪い場所があります
一部の畑に縞萎縮病が発生してしまいました。土壌菌なので撲滅は難しい。機械などで土が移動するのを防ぎ、菌の拡大を抑え、耐病性の品種に転換していく必要があります
5月後半は雨が多く作業がとても遅れてしまいました
畑を柔らかくしてしまったので、雨が染み込んですぐには乾きません。適期からどんどん遅れ気は焦ります
待ちきれず播種(これはてん菜)正直畑が乾いていないと てん菜はうまく発芽しない傾向にあります
後日掘り出してみるとピンクのコーティング種から発芽しているのがわかります
しかし、水分の高い時期に播種したので、粘土畑はカチカチになり、発芽不良が懸念されます。このような機械で硬くなった土を砕いています
5月後半、部分的に作物が生えない場所があります
通常はこれくらいの状態なので、何が悪いのか土壌分析を行います。この地域は十勝岳の噴火によって堆積した火山灰の土壌、新しい場所は酸性が強く微量成分も不足しています。改良資材を投入してもすぐにはよくなりません長年の土づくりの大切さを感じます

2021年1~3月の姿

2021年05月31日

コロナ禍の中、厳しい2021年がスタートしました。私どもも政府のコロナ対策に助けられている側面もあり、食だけでも守っていかねばと思いを新たにしているところです

スペルト小麦全粒粉でパンを焼いてみたよ
このスペルト小麦粉は、美瑛町 美馬牛「三浦精米所」さんで購入できます
焼きたてで断面がべとついてしまいましたが、風味も良くライ麦パンに似ているかな
ふくらみは弱いかも

今年の富良野は雪が多い!
そんな3月、融雪剤散布。黒い粉で雪を早く溶かします
ブイ~ンとさっそうとスノーモービルが走っていますが
粉を入れるのは・・・とても汚い
うえ~顔が真っ黒

春作業が始まりました

2021年04月1日

2021年(令和3年)も始まりました。コロナ禍で不安な世の中ではありますが
私ども農業者も今できることを粛々と、食べ物で不安になってほしくない
そんな思いで頑張ります。今年もどうぞよろしくお願いいたします

顔はまっくろ