2008年10月の姿(1)
2008年10月10日
「○○と秋の空」とは良く言われますが、秋の天気は変わりやすく、時折大雨に見舞われます。
気温がすっかり低くなっているので、なかなか地面が乾きません。
作物が乾燥しない、機械がぬかってしまうなど作業の大きな障害となります
小豆の刈り取り作業が始まりました。
通常今時期の小豆ですと、茎やサヤは茶色くなり葉は落ちてしまっているのですが今年はなかなか仕上がりません。ちょっと青いのですが、霜害や雨で機械が入れなくなると困るので刈ってしまいます。この豆刈り機械は俗に「刈り倒し」と呼ばれているもので、円盤状のノコ刃が豆の根元を切って行くものです。刃の高さを上下操作するのですが、浅いと切れず、深いと根が付いたままになるので、結構大変です。また刃先がすり減ると、とたんに切れなくなります。この機械の利点はサヤをはじかないのでロスが少なく昼間の乾燥した時間でも作業できる事です
刈ったあと。
左右の豆が重なり、向きが揃わないので島立てするにはちょっと面倒
一方こちらは収束機と呼ばれているもので、刈り取った二列の豆を合わせて行きます。利点は刈り取ったものを一度はさみ上げるので刈り残しが少ないことと、豆の向きを揃えて置いて行くこと。
ただ乾燥した豆を刈ると猛烈にはじきます
豆が仕上がっているとそのまま脱穀なのですが青いので、刈った豆を立てて(島立て)乾燥させます。
昔はさらにニオ積みしてましたよね。(嫌いな仕事でした)
鹿の食害
山奥の畑にぽつんとある小豆畑。サヤがありません!良く見ると茎の上の方が切り取られたようになくなっているのです
しゃらんらん♪!
「他の家の小豆は茶色くて硬かったけど、ここの豆はいつまでも青いのでおいしかったよ!」・・・鹿談
うき~!
作業機械
豆の脱穀(コンバイン)と、ビートハーベスターの準備をはじめます
もうこのコンバインは古いので入れ替えたいのですが、このご時世では無理です~
ビート収穫機械
「ニチノー430ピタROWくん」
作業が始まるとドロドロに汚れるので、きれいなうちに整備しておきましょう
小豆おとし(脱穀作業)
10月中旬。小豆の脱穀作業
島立ての豆をコンバインが拾い上げて脱穀します
風乾カボチャ