2020年7~9月の姿

2020年10月1日

6月は雨も多く生育に不安でしたが、小麦の収穫時期が迫ってきました。
今年はスペルト小麦という古代麦を試験栽培しています、どうなったかなどの模様も下で説明します

こちらは馬鈴薯

苫小牧に行ったときに寄った直売所

野菜コーナーのレイアウトがきれいで、私どもの直売の参考になります
吊るす展示がいいです
今年より甜菜(ビート)が全量直播栽培になったのですが、これが難しい
生育むらが大きくて、その原因がなかなか特定できない

小麦の様子

7月も後半になると小麦が色づいてくるのですが
こちらがスペルト小麦(古代麦)いまだ青々しているのです

スペルト小麦とは現在のパン小麦の原種となる古代麦です。イタリアではファッロ、ドイツではディンケル小麦と呼ばれ品種改良を行われていないものを指します。いくつかの特徴として
①実が厚い殻に覆われている
②小麦アレルギーを発症しにくい
③独特な風味がある
④消化が良く低グリコーゲンである
などがあげられます、今回はドイツ産品種「フランケンコルン」を栽培
穂の形も健在の品種とはずいぶん違います、なにより背が高い
背が高いと倒伏の危険性が高そうに感じますが、固く倒れそうにない感じです

と言ってる間に、小麦収穫がスタート
写真の品種は「キタホナミ」
スペルト小麦は、まだこんな感じ
収穫が終わった小麦の藁はすでに丸められています
春まき小麦「ハルユタカ」
まさか春まき小麦よりスペルトの方が収穫が後になるとは(驚)
スペルト小麦はこんな感じ

8/14日 ようやくスペルト小麦の収穫
背丈があったのですが、ぐんにゃり頭が下がっています
収穫風景、穂が下がるので高くは刈れません、しかも穂首が弱く収穫時の衝撃で穂首が取れてしまいます、昔の絵画で「落穂拾い」ってありましたよね。それなんです
実はこんな感じ、本当に厚い殻でおおわれています
殻を取り除くと今の品種と似ています