2010年10月の姿
2010年10月1日
収穫作業も残すところ大豆と甜菜のみとなりました。
富良野、美瑛にはその丘陵地形を描いた写真館、美術館などがたくさんあります
K社の近くに「榎木孝明水彩画館」があります、
俳優榎木孝明さんの水彩画、義手で活動している大野勝彦さんの詩画などを展示しております。
ちょっとご紹介
廃校となった施設を利用しているのですが、立派な建物です。
詩画などは胸を打つものも多いです。ぜひお立ち寄りください
西美の杜美術館
(冬季は休業します)
秋小麦
秋の天候は比較的穏やかに推移しましたので収穫作業も比較的順調です。
ですが酷暑の影響は避けられず、収量はかなり落ちてます。
秋に播種した小麦は順調
有機肥料を投入し化学肥料を抑える比率を年々増やしています。「エコファーマーですから」とPRにもなるのでしょうが、コストカットしなければ厳しい経営事情が本音です。また有機肥料は効果を発揮するのに時間を要しますので、数年単位で考えていかなければいけないのです。
除草剤散布、麦が生えてから散布した方が薬害が少ない気がします。
ビート(甜菜)収穫
お砂糖の原料、甜菜の収穫です。
甜菜は暑さに弱いので、今年の夏の酷暑ですっかりやられてしまった圃場が目立ちます。
←収穫後みたいですが、収穫前です
本来ならば一面緑なのですが、葉っぱがありません。肝心の根の部分も腐敗が見られます
小さいと糖分が多いはずなのですが今年は小さい上に糖分も少ないです・・・過去最低の糖分と収量でした。
腐敗が多く収穫を中止する方もいたようです。
今年決まって言われる言葉が
「共済入ってるんでしょ?」(保険)
国の制度の割には掛け金が高く、気軽に入れるものではないことを理解していただけません
作物が小さいとその分雑草が増えます
甜菜だけではありませんが、雨の多かった今年、雑草には悩まされました。
今後販売価格が下がり大規模省力化が求められるでしょう。
ラウンドアップ耐性を持たせる品種開発が必要なのではないでしょうか、
安全性を保証できるGM品種が次の緑の改革になるのだと思います
収量が少ないものですからいつもの倍の距離を収穫できます(涙)機械から排出するときもいつもなら「ゴゴゴゴ」と落ちるのですが、今年は「パラパラ~」てな感じでした。
とはいえ雨の多かった今年は収穫機にたくさん積むとぬかって動けなくなるんですが。
黒大豆
大豆の収穫です。白大豆交付金は過去作付が条件でしたので、黒大豆しか栽培しておりません。
大豆は暑さに強いようで収量はまずまず、天候にも助けられ乾燥具合もまずまず、値段もまずまずでした。
ロークロップ、刈り倒し後にピックアップなどいろいろな収穫方法を試してみたのですが、
結局通常のリール収穫に落ち着いてしまいました。
倒伏すると拾い難くロスもあるのですが、培土方法やヘッダーの改良などでもう少し改善できると思います
直販
畑の収穫終了後に直販作業を始めました
ヤマト運輸さんのオンライン伝票発送などが可能になりましたが、今後この部門を増強するには施設整備、顧客確保、PRなど様々な投資活動が必要であると予想されます。
どう進むべきかちょっと悩んでいます
シレラ富良野よりオリジナルぽてちが登場
直売店関連で販売されているようです
パッケージデザインどうです?
初雪
ついに雪が・・・猛暑の夏だったあのころを忘れてしまう寒さです