2011年7月の姿(1)

2011年07月1日

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温暖化の話題が話されますが、気温上昇に加え、この地帯は降水量も増える傾向があるようです。
2年続いた天候不順、今年も同じような傾向があるとすれば今後このような気候が平準化してしまうのではないでしょうか?「今年はいい年だろう」などど期待していましたが、対策を考えていかなければいけないのかもしれません。 

 


 

定点観測

 

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秋まき小麦。降水で倒伏している畑も増えています。

 

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収穫後のアスパラ

 

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直播ビート。
遅れているものの生育はまずまず。ですが排水性の悪い場所はひどいです

 

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↑ハルユタカ。雨はもういらないよ~

畦間に緑肥(クローバー)を植え地表を緑で覆い温暖化を防止するエコ栽培を行っています(リビングマルチ)。倒伏したら大変なことになるだろな~

 

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カボチャ

 

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エンドウ。湿害の部分は黄色くなっています。
大きくなれないでしょう

 

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大豆

 

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馬鈴薯(キタヒメ)
キタヒメと言う品種は草勢が弱いようで、培土で埋めてしまうと回復が非常に悪いようです。
多雨の事情もあるとは思いますが、生えてこない場所も多く、大後悔しています・・・
来年は慣行培土に戻そう・・・(大粒涙)


 

スイートコーン

 

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スイートコーン。

 

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鹿の食害・・・ネギのような断面に!


 

スガノ農機 土を考える会

 

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「第34回土を考える会」夏期研修会が上富良野・ホワイト農場で開催されました。
雨の多い昨今、排水対策をテーマに様々なお話がありました。

 

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役員の皆様

 

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機械の大型化に伴う硬盤形成の影響範囲は多雨になると60cmまで及ぶようです

 

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プラソイラ・サブソイラ・ハーフソイラの破砕断面。地中に空間のできるハーフソイラが踏圧にも強く排水効果も大きいようです。

 

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オフセット機構を付加し、溝引き、丘引き両用のプラウ。
溝にタイヤを落とさないことによる踏圧の軽減が期待されます。

 

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前部にも作業機を取り付ける複合作業機の実演
規模拡大と天候不順の中でいかに少ないチャンスを生かせるか、また省力化による踏圧の減少を提案しています。

しかしこの体系ですとフロントリンクの追加が必要ですし、150馬力程度のトラクターでは小さく感じてしまいます。

 

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オフセット機構付き巨大プラウ!350馬力のトラクターが必要
このほか土地を均平し水たまりを作らないレーザーレベラーなど、様々な実演が行われました。
夜の部も行きたかったんですが、今回はここまで。ありがとうございました

 

 

スガノ農機相談役、菅野祥孝氏の御逝去を悼み、心よりご冥福をお祈りいたします。